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<地方都市の概要>
天理市(てんりし)は、奈良県北中部に位置する市。
名称は、当時既に一帯に普及していた天理教に由来し、
日本で唯一宗教団体の名称が市名となっている。
天理市当局も自ら“宗教都市”と明言している。
また、病院などの施設にも独特の建築様式が見て取れる。
日本の市で、明確に私的団体に由来する市名を持つのは、この天理市と愛知県豊田市のみである。
いちごの栽培が盛んである。
また、トンコツ、鶏ガラをベースにニンニク、豆板醤で味付けされ、
具には炒めた白菜、豚肉を使用したサイカラーメンが有名である。
同じく、「天理ラーメン」の愛称で知られる天理スタミナラーメンも有名であるが、
この2つはよく混同されるので注意したい。
市北部にはシャープの総合開発センターがあり、
研究所およびLSI・液晶ディスプレイの工場が置かれている。
「詰所」と呼ばれる、天理教信者がおぢばがえりの際に宿泊するための施設が、
市内中心の至る所に独特の様式をもって林立している。
これをよく知らずに、建物群を初めて目にする人の中には
「なぜこんな多くの旅館が?」と疑問に思う人もいる。
また、教団は「天理よろづ相談所病院」という総合病院も持っているが、
相当な高水準医療を行っている病院として県内はおろか近隣の他府県でも有名なわりに、
建物が前述の詰所と同じような建築様式なので少々奇異に見える。
なお、最近になって外来専用の建物が新築されたが外観は一般的な建物となっている。
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天理教(てんりきょう)は日本の新宗教のひとつ。
1838年(天保9年)10月26日に阿弥陀信仰深く、慈悲深い生活をしていた「教祖(おやさま)」こと中山みきに
「親神(おやがみ)」天理王命(てんりおうのみこと)が天降り、月日の社となって、
元の神、実の神の布教を創始したとされている。
神髄は、たすけ一条で、神の道具衆として、真実の意味において人を救う心を起こせば、親神の御心と導通を起こし、
それによって霊的心身一如の成熟を得るので、真実の意味において自らもたすけられるというもので、
「だめの教え」といわれる。(だめ、とは駄目押しのだめであり、「最後の教え」との意味である。)
教義の基礎とされる聖典は、1711首の和歌体で書かれた「おふでさき」、つとめの地歌としての「みかぐらうた」、
そして折々の伺いに対して下された「おさしづ」の3種類の啓示書であり、原典とよんでいる。
親神によって実現されるべき救済の理想は、神が人間創造にかけた目的の成就ともいうべき陽気ぐらしと説き、
それはすべての人間が神一条、救け一条で、相たずさえて喜びの日々を生きることによって成るとする。
8つのほこり(をしい・ほしい・にくい・かわい・うらみ・はらだち・よく・こうまん)や、
身体は借り物の教えは初心にも比較的分かりやすいものとなっており、その範囲は日々の生活の指針から、
スポーツなどでの精神力涵養、経営理念、政治哲学にいたるまで多岐にわたる。
月日・親神・天理王命の守護と恵みにより、人間は生かされおり、陽気ぐらしを享受することができる。
そのことに感謝を捧げ、報恩の行いとして人間は、親神の恵みである天然自然を活かし、
親神からの借り物であるそれぞれの身体を、陽気ぐらしのために惜しまず使っていくことが大切とされる。
また、すべての人間関係は、夫婦関係を基本として培う事が理想であるとされる。
「ひのきしん」は一般的に知られた天理教の言葉であるが、これは親神の守護に感謝し、その報恩の行いすべてをいう。
信者は、「さづけ」といわれる救済の手段により、病む人をたすけ、
さらに「つとめ」(てんりおうのつとめ)という祈りを通して、親神への感謝を捧げ、
世の中が陽気世界への建て替わっていくことを願う。
奈良県天理市にある「ぢば」(かんろだい)において人類が創造されたと考え、現在この地に教会本部を置いている。
また今でもここで教祖(おやさま)は存命で、日々お働きになっているとされる。
日本では唯一、宗教が市名に成っている宗教都市である。